
ガチで震えた!!木を組み合わせ模様を作り出す伝統工芸『組子細工』の魅力!!
ども!どーも、どーも!
夏になるとめちゃくちゃモテる和道士SUGIです。
いやーほんまに毎年モテすぎて困ります。すーぐ寄ってくるんですもん。
この間なんて、5分で12箇所もやられましたからねー。
モテる男も罪ですね!ほんと手を焼きますよ…蚊にはね笑
さて今回は久しぶりに日本の伝統についてちょっと紹介していきます!
みなさん、日本の伝統工芸で『組子細工(くみこさいく)』という工芸を知っていますか?
実は僕も最近知ったのですが、この組子とにかく美しい!
こんな工芸を今まで知らなかった自分が恥ずかしいくらい、目を奪われます!
なので、そんな組子の魅力を簡単ではありますが、紹介していきたいと思います。
釘は一切使わない!『木』だけで作る伝統工芸
僕が思う組子の最大の特徴は、釘などを一切使わず『木』だけで組み上げていくということ。
作品は大きいものから、小さいものまで様々あり、模様も数百種類あると言われています。
出展:http://bulan.co/swings/ookawa_kumiko/
上記は『クリーズトレインななつ星』にも採用された福岡県大川の「大川組子」の装飾です。
細かく切った木に溝や穴、ホゾなどの加工を施しその木片をカンナやノコギリ、
ノミなどで細かい微調整をしながら木と木を組み付けながら作品を作っていきます。
紙一枚すら挟む隙間も無いように図柄を組み立てていく、細かい作業。
細かい模様の部分ではわずが0.1ミリでも寸法が違えば組み付けができなくなるという
繊細な世界です。
出展:http://blog.goo.ne.jp/saikoroat/e/9085ec9bb0ebfe9679e7dc9c9a4a5f4e
組子に使われる木材はヒノキやスギなどが主に使われており
木の特性を熟知し、その木に合った熟練の技が要求されます。
そんな組子の歴史は古く、現存する最古の建造物の中では飛鳥時代に建立された
法隆寺の勾欄に「卍崩し組子」がみられます。
室町時代に入ると書院造りの中で欄間や障子などの細工に組子が用いられさらに発展して
いったとされています。
組み合わせの文様デザインの豊富さ
その技術もさることながら、実際に組子を見て思うのはその文様デザインの多さと
細かさ、そして美しさと言える。
デザインの種類は大きく分けて2週類ある。
1つ目は縦・横の水平・垂直を基本にした格子組子である。
もう1つがひし形を基調とした菱組子です。
これらの組み付けを基本に地組を基本として葉っぱ(組子部分)を空き部分にはめ込んでいきます。
200種類以上あると言われている組子の模様ですが、その模様には意味があると言われています。
麻の葉
代表的な組子の文様の一つ「麻の葉」。
古来から麻は神聖なものとして神事などにも用いられ、元気になって欲しい、
魔除けのになると考えられてきました。
三角形という形にも、魔除け、厄除けの意味があるとされ、その集合体である麻の葉は
より強い意味と組子ならではの美しさを持っています。
かさね竜胆
りんどうは源氏物語や枕草子などにも登場する植物で古くから、調度品や
衣服の文様などにも用いられてきました。
りんどうの花は、一本ずつ咲くことから花言葉は「悲しんでいるあなたを愛する」
「誠実」「正義」「寛容な心」とされ、根が胃薬、高貴な紫色のをしていることから
敬老の日には長寿を祝う花としても人気です。
七宝(七宝)
同じ大きさの丸を4分の1ずつ重ねて繋いだ文様。
七宝は仏教の言葉で金・銀・瑠璃(るり)・玻璃(はり)・珊瑚・瑪瑙(めのう)
など宝物のことを指します。縁(円)が繋がり無限に続くようにと
家庭円満や富貴繁栄への願いが込められています。
まだまだ、たくさんの種類があり、これらの文様を何個も組み合わせて
組子ならではの美しい幾何学文様を持つ作品が誕生していきます。
組子の美しさをもっと身近に!
ここまで見てくるとやはり伝統工芸ということもあって「和」のイメージが
強い組子細工ですが、和洋問わず私たちの生活に合う、現代の名工の作品を何個か
紹介していきたいと思います。
TANEMOKUオリジナル商品 光箱
大阪にある種村建具木工所が、伝統の組子を現代残したい、
これからも繋いでいきたいという想いで創作した商品「光箱」。
出展:http://www.tanemokushop.jp/
これ…ヤバくない!?
LED証明を使ったこの作品。組子の文様に中から光が溢れ出すんです!
こんな風に…
出展:http://www.tanemokushop.jp/
ねぇ…これ、ヤバくない!?
シャレオツすぎる…欲しい
でもシャレオツ過ぎて、どこに置けばいいかわからない笑
気になった方は公式HPから
http://www.tanemokushop.jp/
オーデリック ペンダントライト「Kumiko(くみこ)」
さてもう1つ紹介したいのは同じ組子を取り入れたライトですが、
光箱とは雰囲気が全く違います。
これもイイ!和モダンってこういう感じをきっというんだと思います!
現代の和風に合う感じのライトですね。
欲しい…
簡単ではありましたが、日本の伝統工芸『組子細工』のことが少しでもわかったいただけた
でしょうか。
とにかく、美しい過ぎる!そんなイメージでも印象づいたならオッケーかと思います。
紹介した他にも、簡単に作れる組子キットや、工房見学などもあり
かなりオープンな伝統工芸でもあります。少しでも興味のある方は
調べてみたり、実際に作ってみるのもいいかもしれません。
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